グリーンインフラ官民連携プラットフォームとは

プラットフォームの概要

本プラットフォームは、多様な主体の積極的な参画及び官民連携により、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用したグリーンインフラを推進し、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりにつなげることを目的に、令和2年3月19日に設立しました。

国、地方公共団体、民間企業、大学・研究機関など、多様な主体に参画頂いています。

グリーンインフラの普及、調査・研究、資金調達について議論する場として、企画・広報部会、技術部会、金融部会を設置しています。

概要図
  • 団体でも個人でも会員登録可能
  • 会員登録無料
  • 一号、二号、三号会員は、部・課単位での入会も可能
  • 会員は、本プラットフォームの「総会」や「専門部会※」に参加可能
  • グリーンインフラ推進のために必要な「仲間づくりの場」、「情報を発信・収集する場」、「オープンに議論する場」、「普及啓発を進める場」などとしての活用を想定

設立の趣旨

成熟社会を迎えた我が国では、経済成長一辺倒ではなく、自然豊かで良好な環境で健康に暮らすことができる社会を求める価値観のパラダイムシフトが起きています。これからの時代、人が自然とより良く関わることのできる緑と水の豊かな生活空間を形成することが、さらに求められていくと考えます。

 一方で、気候変動に伴う自然災害の頻発・激甚化、人口減少・少子高齢化の進展に伴う管理放棄地や低未利用地の増加、国際的な都市間競争の激化といった様々な課題への対応が急務となっています。

 これらの課題解決に向けては、自然環境の持つ多様な機能を賢く利用するグリーンインフラを通じ、次世代を見据えた効果的・効率的な社会資本整備や土地利用、ひいては持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進めることが重要だと考えます。

 こうした取組は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」とも親和性が高く、様々な社会的課題の同時解決につながる大きな可能性を有しています。

 我が国において、グリーンインフラを推進するためには、国、地方公共団体、民間企業、大学、研究機関等、多様な主体が幅広く参画し、各自の知見、ノウハウや技術を持ち寄り、グリーンインフラを広げていくことが必要不可欠です。

 こうした認識のもと、私たちは、広範な主体の積極的な参画と連携により、グリーンインフラの社会実装を推進することを目的に、「グリーンインフラ官民連携プラットフォーム」を発足することとしました。

 皆様のご賛同・ご参画をお願い申し上げます。

2020年3月19日

プラットフォームが目指すもの

グリーンインフラを推進する上でネックとなる課題(テーマ)に光を当て、その解決への道筋をつけていくために、産官学金言はもとより、市民を含めた多様な主体の知見を集める場や機会を提供するオープンな環境づくりを目指しています。

プラットフォームは、我が国におけるグリーンインフラの意義を広く普及・啓発していきます。

プラットフォームの体制

プラットフォームは、会員の中から、会長・会長代理、及び運営委員会の委員長・委員を選任し、当面は、この運営委員会において運営を進めています。

体制図

部会の取組み概要

プラットフォームは、会員の中から、会長・会長代理、及び運営委員会の委員長・委員を選任し、当面は、この運営委員会において運営を進めています。当プラットフォームは、5月にグリーンインフラの普及、調査・研究、資金調達手法等に関する検討を行う3つの部会「企画・広報部会」、「技術部会」、「金融部会」を設立しました。

部会は、会員の中から、部会長及び幹事を選任し、運営を進めています。

部会の取組み概要
  • 会員の方は、いつでも自由に参加し、また辞めることも出来ます。
  • 部会メンバーの方は、「部会」での議論に参加し、他のメンバーの方と交流することが可能です。
  • 一方で、ご自身が関わるグリーンインフラの取組みに関する情報提供や各種アンケートへの回答などの部会の活動にご協力頂くことがあります。
  • 複数の部会への参加も可能です。

企画・広報部会

グリーンインフラが社会の中で認識され、新たに関わる主体を広げていくとともに、グリーンインフラに関する事業や取組を促進することを目的として、以下の活動を展開していく。

  • グリーンインフラに関する取組事例を幅広く募集し、優れた取組を表彰する「グリーンインフラ大賞(表彰制度)」を創設
  • 上記に応募された取組を事例集として整理し、会員に展開
  • 会員の取組を支援する「アドバイザー制度」、「オンラインセミナー」を開始
  • グリーンインフラのロゴの作成、現地で体感できるイベントの開催、SNSで情報発信など2021年度以降に取り組む様々なコンテンツを検討

技術部会

グリーンインフラを導入する上で重要なポイントとなる多様な機能や効果の適切な評価について検討し、グリーンインフラ技術のガイドラインを示すことを目的として、以下の活動を展開していく。

  • 要素技術、評価技術、計画技術等を幅広く収集し、効果・指標とともに体系的に整理
  • 収集した技術を資料集として整理し、会員に展開
  • 記を基に、2021年度以降に取り組む評価手法の開発に向けた議論を実施

金融部会

グリーンインフラ導入を目指す主体と資金提供者(投資家・金融機関等)をつなぐことを目指し、以下の活動を展開していく。

  • グリーンインフラ整備に必要な資金調達について、公的制度、既存の金融手法及び関連する環境認証制度の整理と活用事例紹介
  • グリーンインフラがもたらす効果(インパクト)の把握や効果を基にした海外投融資事例の紹介
設立趣意書、規約、部会規程

■その他

※当会は、基本的に上記指針に則り、行動致します。